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  • 執筆者の写真bloghayanatural

油のお話

更新日:2021年4月29日

疫病、アレルギー、現代病が問題となっている今、私たちに必要なのは免疫システムの向上と言われていますが、

本当に免疫力を高める事で、ウイルスやアレルギーに負けない強い身体を手に入れる事ができるのでしょうか?




人間の身体はエネルギーで動いています。

エネルギーをきちんと消費したり、補ったりするために、私たちは食べ物を食べ、消化して排泄して、を繰り返しています。




その大切なエネルギーを補給するために必要と言われる”三大栄養素”




三大栄養素には糖質、タンパク質、脂質がありますが、

今回は”脂質”であるアブラのお話をしたいと思います。





私たちの身の回りには、さまざまな種類の”アブラ”が存在します。

その中でも、油は気をつけて摂る必要があります。

私が何年もかけて、学び続けているイスラム医学でも、油について色々書かれていますが、調理する際に利用される油は、本当にシンプルです。





油は4つの種類に分ける事ができます。


  • 「飽和脂肪酸」:バター、牛脂、ココナッツオイル、パーム核油など

  • 「オメガ9脂肪酸」:オリーブオイル

  • 「オメガ6脂肪酸」:コーン油、紅花油、ごま油など

  • 「オメガ3脂肪酸」:亜麻仁、青魚、えごまなど




飽和脂肪酸とオメガ9脂肪酸は体内で作ることが出来ますが、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸は作ることができません。



その為、これらは本来人体では作られない物質な為、「必須脂肪酸」と呼ばれていますが、これらの油を利用する際は、気をつける必要があります。

摂りすぎるとかえって毒になったり、ほとんどのアブラが酸化しやすい性質であるなど、摂り方に気をつけて、うまく生活に取り入れていく事が大切です。




現代人がたくさん利用しているのは、揚げ物や料理に利用される、オメガ6脂肪酸が多いのではないでしょうか?



このオメガ6脂肪酸は、不飽和脂肪酸と言い、その中でも多価不飽和脂肪酸といって酸化しやすいオイルです。

ただ一つにまとめると全てがダメ!となってしまい、食べたいものを我慢する、友人との食事を囲む事すら、億劫になってしまう人が出てきたりします。

そうならない為にも、油について少し知っておく事が必要です。




オメガ6(n-6)系脂肪酸

多価不飽和脂肪酸、常温で液体



主なオメガ6系の脂肪酸

✔️リノール酸

✔️アラキドン酸 など




オメガ3(n-3)系脂肪酸

多価不飽和脂肪酸、常温で液体


オメガ3系脂肪酸は、代表的な脂肪酸としてはa-リノレン酸があり、

a-リノレン酸は、体内に入ったあと、代謝されてEPA(エイコサペンタン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)となります。


主なオメガ3系の脂肪酸

✔️a-リノレン酸

✔️EPA(エイコサペンタン酸)

✔️DHA(ドコサヘキサエン酸)





オメガ6とオメガ3の働き


オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸は、体内で対抗するように働きます。

オメガ6脂肪酸は、血液を凝固させたり、体内の炎症を促進したりする働きがあり、

オメガ3脂肪酸は血液を固まりにくくしたり、炎症を抑えたりする働きがあります。




数年前からオメガ3脂肪酸は健康に良い!と世界中でブームを巻き起こし、日本では街中から亜麻仁油が姿を消した時期がありました。

日本人はカラダに良いと聞くと、どうしても過剰に摂ってしまう性質があると感じます。



オメガ3脂肪酸は実際、魚を食べる事でも摂れていますが、健康のためにどんな人でも、毎日気をつけて摂る必要があるのでしょうか?



油は三大栄養素の一つで、とっても大切な栄養素です。

一切摂らないとなると、また違った問題が現れますが、脂質は分解するのに長い工程を経る必要があり、大変時間がかかります。



便利になった今、住環境、食生活、ストレス過多など、生活習慣が昔と比べて大きく一変した現代人。

脂質を主成分として栄養を補うのは、現代の私たちには効率が悪いと言えます。





健康のために油を摂る場合、気をつけるべきことは、

実際、自分のカラダや生活習慣は、そのアブラを必要な栄養素として発揮できる状態にいるのか?

そのアブラに、天然の抗酸化作用(酸化を防ぐ物質)は含まれている?

調理に利用する際、酸化しやすい大容量のプラスチックに入っていないか?

など、気をつける点がいくつかあります。




慢性化するカラダの問題に、スプーンから摂る必要がある場合、どのオイルにどういった効果があり、

どんな栄養素がどのようにカラダに働くのか?

抗酸化作用はどのくらいあるのか?

私生活で必要以上に”アブラ”を摂り過ぎていないか?

など、少しでも知っておくことは大切です。





どの様に油をうまく生活に取り入れれば良いのか?



私は普段、揚げ物をする際は、オーブンで少量のEVオリーブオイルかバター(ギー)、

もしくは食材に含まれる油のみで調理します。



食材に加熱して利用するオイルは、きちんと工程を踏んで作られたバター、

オリーブの香りがきちんとし、エキストラバージン基準(日本に基準は存在しません)を満たしている原産国のもの、植物を育てる際の工程、植物の実の収穫の仕方、方法など、作り手の過程をみて、安心できるオリーブオイルのみを利用しています。



私はヨーロッパに住んでいるので、寒くて乾燥した地域です。

油を一切摂らない生活はよくない事も実感していて、決してアブラを否定しているわけではありません。



日本でよく利用される大豆油。

遺伝子組み換え食品の影響も懸念され、プラスチックのボトルに大量に入っているのを見ると、酸化も気になります。




安価でお腹いっぱい食事ができるファストフード店。

原価はいくらぐらいなのか?

考えてみると、自ずと見えてくるのではないでしょうか?




ヨーロッパは外食の平均価格が非常に高く、ファストフードでも1000円近くします。

市場の野菜や食品は、日本に比べると安価で手に入るため、

外食は必然的に特別な物と位置づけされます。




日本に帰ると驚くのは、市場の食品に比べ、外食時の価格が非常に安い事です。

市場の食品相場を考えても、そこに人件費、家賃が加わっているのに、レストランの価格設定を見ると、経営していく為に必要な利益はどのようになっているのか、不思議に思うほど。




世の中には、健康の味方になってくれる油ももちろん存在します!

ただ、アブラを必要以上に摂り過ぎてしまった現代人にとっては更に、

油はサポートの存在という事を忘れてはいけません。




現代人の私たちが、効率よくエネルギーを補うためには、

きちんと主な栄養素である、質の良い糖質を摂った上で、

カラダに必要な栄養素を吸収し、アブラを健康の味方にして、一定の期間、少量を

上手に使用する事をお勧めします。




人体のエネルギーに効率よく働いてくれる糖質を素晴らしいバランスで持ち合わせていると言われる蜂蜜。

フランスには、はちみつセラピーという療法すらあるほどです。

イスラム医学では1400年も前からはちみつの素晴らしさが伝えられ、

イスラム文化では人々の健康に長くから愛用され続けています。



あらゆる国を渡り歩いて選び抜いた

天然の非加熱はちみつはこちらからご覧頂けます。




私は21歳から28歳まで、ひどいアレルギー喘息に悩んでいました。

年々ひどくなる一方で、途方に暮れていたところ、

サウジアラビアに渡った事から、ブラックシードという植物に出会い、隣国であるイエメンのシドルという木から摂れるはちみつを、毎日飲む生活が始まりました。




ブラックシードオイルとシドルはちみつを飲んでから2ヶ月もしないうちに、みるみると症状が改善され、今まで10年以上悩んでいた花粉症、アレルギー、生理痛などの辛い症状も改善され、

今では信じられないほどの健康体で、スキンケアもなく、メイクも一切しない生活をしています。




ブラックシードは奇跡のような植物として1400年以上前から受け継がれています。



ブラックシードオイルはオメガ6脂肪酸に属されますが、化学式をきちんと勉強すれば、

他のオメガ6脂肪酸のオイルとは異なった部分が見えてきます。




ブラックシードに含まれる有効成分は驚きの100種類以上と言われています。

まず、ミネラルは30種類以上、100以上の有効成分配合(カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、セレン、鉄、銅、亜鉛などのミネラル類、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、ナイアシン、葉酸などのビタミン類、酵素、15種類のアミノ酸(必須アミノ酸8種)、ニゲロン、チモキノンなど、、、)




ニゲロンには抗酸化作用があるとされています。

特に注目なのがチモキノンです。



チモキノンは、ブラックシードオイル(ブラックシード種子)だけの特別な有効成分で、

「肝臓保護作用、抗炎症作用、抗酸化作用、抗がん作用」など、さまざまな効果が期待されています。



これらの事実から、ブラックシードオイルには数え切れないほどの効能があるとされています。


喘息や花粉症などのアレルギー症状の改善
免疫機能をコントロール
胃腸を元気にする
血糖値や血中コレステロールの低下作用
真菌症、カンジダ症、風邪などのウィルス性の症状を予防
皮膚の再生力を高めて傷やニキビの治りをよくする
肌の炎症を鎮めてコンディションを整える
アルツハイマー病や認知症の予防


イスラム医学にも1400年以上も前からブラックシードについて、たくさんの事が書かれています。

預言者モハンマドSAWの言葉で、「死以外の全ての病気を治す」

とあるほど、奇跡のスーパーフードとして、近年ではたくさんの研究が進められています。




αリノレン酸:20%
リノール酸:50~60%
ほか(飽和脂肪酸、パルミトレイン酸、オレイン酸など)


安価で大容量がプラスチック容器に保存され、酸化されたオイルを現代人が摂りすぎた事により、リノール酸は現代とりすぎに注意するよう呼びかけられていますが、

そんなリノール酸の働きに対抗してくれるのが、αリノレン酸。



ブラックシードオイルにはなんと、αリノレン酸が約20%も含まれていて、

これはとても珍しいことです!

αリノレン酸を含む植物油は非常に少ないのです。




こんな素晴らしい栄養素を持ち合わせたブラックシードオイルを、三大栄養素のひとつである脂質として体内に補い、味方につけるには、私たち自身が現代の食生活、生活習慣を見直していく必要があります。




なるべく外食では油物を避ける。

家で油ものを食べるときは、グリルを利用するなど、少量の油で作る。



油分の多い食材にはアブラを使わず、鍋やフライパンを熱する前に、ほんの少しの水を入れてゆっくりと焼き始める。

コールドスタートという名称もあるそうです。



私は数年前からアブラが弾いて、家中が油臭くなったり、キッチンの掃除に時間をかけるのが嫌で、なんとかアブラを減らして、キッチンを汚さない方法がないか、

お料理上手な人の家に行き歩いて、いろんな人種の人たちの料理法を見てきました。




食材の切り方、食べ方、調理法、屠殺、食べてはいけない部位(壊してもいけない)、人間が食べると病気になってしまう肉になる前の動物の状態など、

たくさんの事を学びました。



私がお伝えしたい事の中でも、これらはほんの一部で、数え切れない程ありますが、

少しずつお話ししていこうと思います。





ブラックシードオイルの利用法



喘息や花粉症などのアレルギー症状の改善
免疫機能をコントロール
胃腸を元気にする
血糖値や血中コレステロールの低下作用
真菌症、カンジダ症、風邪などのウィルス性の症状を予防
皮膚の再生力を高めて傷やニキビの治りをよくする
肌の炎症を鎮めてコンディションを整える
アルツハイマー病や認知症の予防


これらの問題に悩んでいる方は、まず普段利用するアブラに気をつけた上で、


  • ブラックシードオイル ティースプーン半分〜1杯ほどを1日1回(3回まで)

  • シドルはちみつ ティースプーン1杯

  • コップ1杯の水

を、食前に飲みます。

症状に寄っては、ブラックシード種7粒を1日2〜3回(2g)食べることをお勧めします。

これらを3ヶ月以上、過度に続けるのはおすすめしていません。

体調によって必要な時のみ、3ヶ月利用したら、一旦お休みしてから、必要な場合は再開するようにして下さい。

体調に合わせて飲む量を減らしたり、量や期間を調整します。




ブラックシードオイルは三大栄養素のひとつである脂質(油)ですが、

摂りすぎはかえって栄養素として働きません。




栄養素をきちんとエネルギーとして活用するには、バランスが大切!




オイルを飲む場合、体調に合わせてティースプーン半分〜1杯ほどを1日3回まで!

必ず質の良い、非加熱の天然純はちみつ(糖質)と、コップ1杯の水と同時に飲むようにして下さい。




ブラックシードと蜂蜜を利用して下さっているお客様から、

生理痛が出なくなった、気付いたら風邪をひかなくなっていた、花粉症がなくなった、鼻炎が治ったなど、嬉しい声を頂いております。




持病が出なくなった結果、通っていた病院に行かなくなったので節約に繋がった!

という声も多数頂いておりますが、実際私もそのうちの一人です。





小さい頃から入退院を繰り返し、全身麻酔で手術をした事から免疫力が下がり常に体調不良。救急車に運ばれるほどの酷い生理痛。

8つのアレルギー反応で1年中花粉症の様な状態で、

就職した美容院でも薬品アレルギーで喘息を勃発しドクターストップ。




これらは全て、私が20年以上抱えていた悩みです。

季節の変わり目は、必ずと言って良いほど眠れなくなる酷い症状が出ていた喘息も、今では一切出なくなり、

風邪をひいても半日安静にしていれば、薬を飲まなくても元気に活動できる様にまでなりました。



さらには基礎体温が上がり、体内年齢は21歳にまでなりました。

あれほど恐怖だった生理痛もなくなり、生理はとっても快適なもので、女性にとって欠かせないデトックス期間だった事を実感できています。


今一度、皆さんのお家にあるアブラを見直し、栄養素になる使用法、アブラの種類、質について考えてみませんか?




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