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執筆者の写真bloghayanatural

子供は預かり物

更新日:2022年8月15日

今日は精神的な面から、妊娠するという事を書いてみようと思います。



イスラムの教えでは、”子は授かりもの”とは言わず、 ”子は預かり物”と言います。



この世の全ての万物を創造された、創造主から預かった、いつかは返さなければいけない命という事です。


私たちはつい、子を身籠ると、その子は元気にお腹の中で育ち、自分より長生きするものと思い、お産までに出来ること、産後できない事を今のうちに!

なんて考えて、ムリをしてしまう事ってありませんか?


ただ、私たちの寿命がいつかは誰にも分からないのです。


イスラムにはたくさんのḥadīthという実際にあった歴史を綴っている書物があります。

その中に、病弱に生まれた子を預かった両親のお話があります。


いつ途絶えてしまうやも分からない我が子の小さな命を、目の前で看取った母親。

仕事から帰宅して、すでに息を引き取ってしまった我が子の死を、扉を開いた瞬間に感じ取って泣き崩れる父親。


たった一人の我が子を失った哀しさから、辛い傷を負った夫に妻が言った言葉は、 この子は創造主様の所へお帰りになりました。


イスラムでは7歳までに命が尽きた子は、審判なく天国に入れると言います。


目の前から可愛い我が子がいなくなるのは非常に哀しく、想像すらできませんが、この世はわからない事だらけ。

どうして親より先に命を引き取ってしまったのか、どうしてこの世に生まれて来たのか。



ただ、私たちはいつか、皆と同じように息を引き取り、次の世界へ旅立つ日が来ます。

その日は誰にも分からないし、この世にはまだまだ解明されていない事だらけです。



全てをご存知で、上から見守っておられる方がたった一人、神様として存在すると私は信じていますが、この世に子を預かる日、生まれる日、その子が死ぬ日、運命と定命があり、私たちは何かの理由でこの世界に送られ、いつか帰る場所があると書いています。



人生は楽しい事ばかりではありませんが、この世は本当に美しいと、心の中が、透き通った涙で潤わされるような感覚を抱いた事がある人は、少なくないのではと思います。



生命の誕生、命が尽きる時、自然の壮大さ、人の暖かさ、動植物の強い力、あらゆる所に私たちの心が動く、人生のヒントがそこら中に散らばっていて、拾い集める感覚が私にはあります。



小さな屑を拾い集めて大きくし、この世に生まれてきた意味(定め)をまっとうできた日に、私たちは両手を広げて、元いた場所に帰って行けるんじゃないかな?と、

死といういつ来るか分からない日も怖がらずに生きていける生き方もあります。



全ては創造主の手中に。



不妊の方が増えている今、私たちはどうこの現状を捉えていけば良いのか。

昔の人は10人も子を産み、社会全体で育てていました。



今や、核家族化になり、同居なんてとんでもない、大きな家にたった数人で住み、他人に預けて働かないとローンが返せないと、産まれてすぐに子を預け、仕事とストレスで疲れた体は気がついたら年老いて、少子化は増えるばかり。



アフリカ、インドなどの後進国では子が多く、未来を担う大切な子供たちを、先進国が育てるという世界が出来上がっています。



仕事のために風邪もひけず、薬まみれになった体はだんだん弱くなり、強いお薬でも効かなくなって、終いには免疫細胞すら働いていない状態にまで陥ってしまっているという事にも気が付かず、白髪には白髪染めを、脱毛には育毛剤、アレルギーには抗ヒスタミン剤などの免疫を抑制するお薬をと、原因となる根っこを見ずに、目の前の症状をとにかく一時的にどうにかしようとする現代人。



枯れ葉に色を塗って若々しく見せようとしても、そんなまやかしは何年も続かない。


どんどん体は弱くなり、弱くなるような製品や、薬を作った誰々が悪い!

と何でも人のせい。


いつからこんな世の中になってしまったのか。



相手の状況を考えることもせず、目の前の自分の欲求を満たすために、周りが見えていない先進国の忙しい現代人。



私たちの今の生活には、余裕がない、時間がない、考える力がない、面倒臭い、どうにも出来ないなど、言い訳ばかり。


私たち人間には与えられた、考えて行動に移し知恵にするという才能があります。



一度ゆっくりと考えてみてほしいのです。

本当に今のままで良いのでしょうか?


ゴミは増え続け、毎年どこかで自然災害が起こり、暑さで水はどんどん減り、自然が枯れています。


昔の医者は人間の健康と自然を比較して、健康を捉えていました。


自然が枯れているという事は、私たちの体も枯れていると言うことです。


人の体内の水は約70%

水の星といわれる地球にも水が約70%存在しています。



水不足というけれど、たくさんあるじゃんと思いましたか?

真水(私たちが飲める水)はたったの数%です。



視野を大きく広げ、現実に目を向けて、今世界で起こっている事から目を逸らさずに、自分の体、健康に本当に良い事。考えてみてください。



足すことよりも減らすこと。

体のお掃除は地球のお掃除。



将来たくさんの子どもたちの笑顔で溢れている世界を想像して。



私は真の平和を祈り続けます。

平等な世界を。




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