最近よくご相談を頂くお子様のお悩み。
私は専門的に子供の教育に対して学んだ事はありませんが、オーストラリア留学中に、幼稚園に一週間、小学校に一週間、教育実習に行った事があります。
幼児英語教師の資格を取るためだったのですが、そこで私が学んだのは子供たちへの自信の持たせ方でした。
小さいお子さんがいるお母さんの悩みのひとつに、兄弟喧嘩、お友達との交友関係があると思います。
弱い立場の下の子を泣かせてしまったり(上の子が下のお子さんに暴力を振るったり暴言を吐いたり)、
逆に幼稚園ではお友達とあまり仲良くできていなかったり。
そういう子供たちの要因のひとつに、自己肯定感が関係しているとオーストラリアの教育論で教わりました。
子供たちが自信を持っているとどうなるか?
彼らは自分を誇りに思っています。
そういう強い人間は弱い者いじめは悪い事、という自覚があります。
ただ彼らも人間ですし、ましてや子供ですから、怒ってついつい力で解決しようとする時もあります。
そんな時に大人が間に入り、
”どうしてそんなことするの!?”
”何で仲良くできないの!?”
など、ネガティブな声かけをしてしまうと、ますます自己肯定感は無くなってしまうそうです。
ならどうすればいいのか?
ここが問題なのですが、私は子供同士で解決策を探し出してもらう様にしています。
全く放置するのではなく、ほんの少しだけ手助けはします。
ただ感情で怒鳴ったり、叩いたりはしません。(こんな事を言いつつ、私も毎回はできていないのですが、、)
うちには5歳の女の子と1歳の男の子がいます。
歳が離れているため、さほど大きな殴り合いにはなりませんが、やはりケンカはします。
原因は90%おもちゃなどの ’物の取り合い” です。
かと言って、同じ物を与えれば解決する?
たまには同じ物を買ってあげるのも良いかもしれませんが、それは根本的な解決にはなっていません。
幼稚園に行けば、他の子と同じ事が起こるのですから。
うちはおもちゃの取り合いが始まったら、とりあえず少し離れた所で気にかけながらも、大人は口を出しません。
ある日1歳の弟が活発に動ける様になり、5歳のお姉ちゃんが造った物を次々に壊す様になリました。
一人で誰にも邪魔されずに遊べなくなってしまった事に動揺していたのだと思い、2人で遊ぶ楽しさを教えてあげようと思いました。
私はそこで、
「〇〇くんはまだ壊すことしか出来ないんだよ。でもお姉ちゃんが大好きだから、きっと一緒に遊びたいんだね。〇〇君がどんどん壊していける様に積み木をいろんな所に立てて見るのはどうかな?」
と壊して楽しむ遊び方を提案してみました。
すると娘は色んな積み木を引っ張り出して、色んな所に積み木を立て始めたんです。
ボーッと見ている弟には、ほら倒しにおいで、壊していいよ!上手上手!
と、仲良く遊んでくれる様になりました。
子供達の脳はまだまだ知らない事がたくさんあります。
私たち大人だってそうです。
生理痛が辛い日に、そうとは知らず上司が仕事以外の話を延々としてきたら、私なら顔に、あなたの話どうでもいいですって出してしまっていると思います。笑
でも上司は部下が生理痛で辛いなんて知らないので、鈍感な人だとずーっと自分の話が終わるまで聞かせてしまうんですよね。
幼稚園のお友達でもきっと同じ。
大好きなお父さんが仕事でいつも忙しくて全然会っていなかったり、下の子が産まれたばかりでお母さんが下の子にとられてしまった感じがして寂しかったり。
きっと子供ながらに、色んな感情を持ってみんな幼稚園に来ているんだと思います。
食べるのが大好きでお腹が空いたら機嫌が悪くなっちゃう子、お外遊びが好きで雨が嫌いな子、お絵かきしかしたくない子!
色んな子が集まって、共同生活をする場所が幼稚園や学校です。
中にはいじめをしちゃう子もいますね。
でもそんなイジメもへっちゃら!と思えるぐらい、家に帰れば自分を条件なしで愛してくれる人がいる!幼稚園が全てじゃない!
といった具合に、自己肯定感(自信)をつけてあげれば、案外子供は平気です。
ではもうひとつ。
相談があったいじめの話。
イジメって辛いですよね。できれば自分の子供には、いじめる側にも虐められる側にもたって欲しくないと願うのが親心だと思います。
これは次回に続きます。
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