8年間ずーっと行ってみたかった念願のノルマンディの叔母さんの家に行ってきましたー!
着いた瞬間からステキすぎてアドレナリンが!
子供達も動物が近くで感じられるのが楽しかったのか、たくさん遊んでずーっと動物を追いかけ回してました(笑)
叔母さんがノルマンディの土地を買ったのは乳癌の辛い治療を経験したからだそうです。
お兄さんに牧場を購入しないか?と誘われて、自分の健康のためパリからノルマンディの牧場を購入して引っ越す事を決意したそうです。
以前は牛やカモなども飼っていて敷地には湖があったそうです。
もう60を過ぎているので牛やカモは牧場に引き取ってもらったそうですが、今もまだ鶏が30匹、仔馬が2匹、畑で野菜や果物を育てています。
引越した当時は何にもなくて、全て自分達で家をキレイにし少しずつ自分の理想の牧場とお家を作り上げたそう。
ローンを組んでお金を払えばすぐに何でも手に入るけど、自分の手で作り上げた家や牧場は大きな達成感と財産になる。
何でも手に入る時代だからこそ失っている大切な物が現代人にはたくさんある。
とたくさん話をしました。
どうして私が叔母さんの家に来たかったのか?
たくさんの子供達に伝えたい事がある。
ある日、娘が冷蔵庫を開けて
『ママー!また冷蔵庫が空っぽだよ!買い物に行かなきゃ』
私は冷蔵庫にあまり物を詰め込む事がありません。
見た目は空っぽですが、詰め込んでいると中の物が分からなくなってゴミにしてしまった事が何度かあったからです。
本当に全て使い切ってから、買い物に行く。
そっちの方が私には合っていると思ったので、冷蔵庫にあまり物を入れません。
ただ、娘の一言がすごく気になりました。
『冷蔵庫が空っぽだから買い物に行かなきゃ。』
一見普通の感覚ではありますが、
5歳の子が既に、
食材=お店にある
そう思っている事は危険だと思ったんです。
お金を出せば欲しい物が手に入る。
その思考は、将来お金が人生をコントロールする様になる。
子供達にそうなって欲しく無いと思いました。
そこから私は野菜の育ち方、雨や太陽がどのように私達の生活に役に立っているのか、人が生きていく為に必要な事(道徳や対人関係など)が簡単に書いてある絵本を選んで読むようにしています。
全ては当たり前のことではない。
与えられている、という事を伝える必要があると思ったんです。
都会に住んでいる子供達は近くで農家さんを見た事が無い。
なるべく絵本でイメージして、それを現実に体験すれば記憶に残るはずだと考えました。
義母宅にも畑があるので、畑の仕事は普段義母としていますが、動物を近くで感じるのは難しい。
だからこそ、叔母さんの家に子供達を連れてくるのが夢でした。
生き物を大切にする事。
今の生活に感謝する事。
全ては与えられているのだという事。
衣食住がある事は充分な幸せだと感じてもらいたい。
ない物を探すより、ある物に感謝して生きていってもらいたい。
それが私が伝えてあげられる事だと思いました。
叔母さんと話した事で学んだたくさんの事。
次回はそのお話をしたいと思います。
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